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ブルトンの逸品たち
2007/08/24

フランスでも夏はイベントの季節。各地でさまざまな催しものが開かれますが、ブルターニュほど、郷土色豊かなお祭りが開催される地方は無いでしょう。キブロンから車で1時間ほどの港町ロリアンでは、毎年世界で最も規模の大きい「ケルト民族フェスティバル(Festival Interceltique de Lorient)」が開催されます。
これは世界各国からケルトゆかりのミュージシャンなどが集まり、伝統音楽の演奏、踊り、パレード、コンサートなどを約10日間に渡って繰り広げる盛大なお祭りです。

もともとブルターニュは、現在の英国から流入したケルト系民族により建国され、フランス王国に編入されるまでは、独自の言語と文化を持つ、れっきとした独立国でした。現在でもブルターニュ人(ブルトン)はコルシカ人と並び、強烈なアイデンティティーを持ち、パリを中心とするフランス中央に対し、独自の立ち位置を保持しています。
ご存知の通り、ルルー氏もブルトンとしての自分を強く意識したものづくりをしています。このフェスティバルに合わせ、キブロン店のウィンドウ・ディスプレーもブルターニュ色の濃いものに変わりました。民族衣装をまとった陶器の人形は、同じポルト・マリア通りに住むアーティストの手によるものです。

そして人形と共に飾った丸いボンボン・ショコラは、『シュトー(CH'TOU)』(写真①)。ランビグ(Lambig/ブルターニュ産シードルの蒸留酒)で香り付けした柔らかいキャラメルを、チョコレートで出来た球状の殻の中に入れたもの。四角い『ヤニック(Yannick)』(写真②)は、ヘーゼルナッツのプラリネに、ブルターニュ産の有塩バターと、サクサクとした食感のクレープ・ダンテルを合わせ、ダークチョコレートで包んだもの。東京のショップでもおなじみの『C.B.S.』(写真③)や、ソバで香り付けしたガナッシュをダークチョコレートでくるんだ『サラジンヌ』(写真④)も登場。

いずれもブルターニュならではの素材を使って仕上げた、個性的なショコラが勢揃い。人形とショコラの甘い共演は、バカンスで訪れた人々の注目の的となりました。
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